カテゴリ:英語教育( 194 )   

ペア練習をうまく外国語活動の授業に組み込んでみよう   

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本腰を入れて授業づくりに関わってみて、私が勤務している小学校の6年生について、次の二つのことを感じました。(このことは、事後の校内研でも先生方に話しました)
○英語活動を楽しんでいる。
●インタビューゲームなどの活動では英語の間違いが見られることがあり、消極的な姿も見られる。

なぜ、こうなってしまうのかと考えてみると、インタビューゲームで子どもたちは一人で英語を言わなくてはいけません。だから、そんな練習を授業に組み込むことが必要なんです。これまでの授業を振り返ってみて、「教師がキューを出し、子どもたちがコーラスで答える」という一斉練習はよくやっていましたが、子どもたちが一人で答える練習はあまりやってきませんでした。そんなこともあり、一人で英語を言うことがうまく行かず、自信も生まれなかったのかもしれません。

ただ、一人で英語を言う練習を授業に組み込もうとすると、時間がかかってしまったり、きちんと行っているかどうかの確認が大変だったりします。そこで、一斉練習とペア練習を組み合わせて組み込んだらどうだろうかと考えました。組み込むとき気をつけなくてはいけないのが、「子どもたちは間違いを怖がっているのではなく、間違えたことが友達にバレるのが嫌なんだ」ということです。これについては、昔書いた次のことが役立ちました。



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by tawashisroom | 2018-11-11 09:54 | 英語教育

冷や汗と爽快感、尊敬と後悔──公開授業にT2として参加   

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10月末に勤務校で外国語活動の公開授業が2本あり、そのうちの一つ(6年生の授業)にT2として参加しました。45分があっという間に過ぎ、冷や汗と爽快感と、そして尊敬の気持ちを確かめ、少し後悔しました。今思うことは、私の参加を設定してくれた同僚の先生方への感謝に加えて、次の5点です。

【その1】
冷や汗と爽快感は、いつものとおりです。中学校で授業をしていたときも、校内研・教育実習・研究大会などで授業を他の人に見てもらうことがたくさんありました。うまくいったときも「失敗だな」と思ったときも、授業が終わって職員室に戻ってくると、背中にはびっしょり汗をかいていて、そして充実感と爽快感で一杯でした。


【その2】~【その5】はここに
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by tawashisroom | 2018-11-04 12:22 | 英語教育

スタートするとあちこちから改善のヒントが   

修学旅行で10月初めに訪れた湖が、先日のTV中継の舞台となっていました。10月初めにはほんのり色づいていた木々も紅葉がすっかり進み、秋爛漫です。

さて、先日の記事で、授業を分析する「3観点と3方法」マトリックスについて触れました。

さっそくやってみようと思い、職場のみなさんに話をして実際の授業見学で自分で使ってみました。すると、いろいろな改善点が見えてきましたので、前提とともにメモしておきます。

・前提その1 これは、アクション・リサーチ全国大会での提案に対しての批判ではありません。十分に理解しないまま活用を試みた私が、目の前の授業を深めるために、このマトリックスをどう手直しすればいいのかという、とても個人的な取組です。
・前提その2 参観した授業が次期学習指導要領のキーポイントすべてを踏まえて設計されているということではありません。あくまでも、今の授業の良さや改善点をこのマトリックスを使って洗い出したいということの試行です。

さて、具体的にメモしたいことは、次の2点です。
  • その1 「主体的な学びを促す指導」「対話的な学びを促す指導」「深い学びを促す指導」がお互いに重なり合う
  • その2 小学校の外国語活動の授業で「思考力、判断力、表現力」とは何なのか、よくわからない


続きはここに
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by tawashisroom | 2018-10-29 20:49 | 英語教育

学校の授業公開に登場予定   

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今勤めている小学校では10月末に授業公開があります。その授業者の先生からお誘いがあり、公開授業にT2として登場することになりました。(もちろん、ターミネーターではありません)

単元の流れの打ち合わせから一緒に進めています。やっぱり、教壇に立っている先生はアイデアにあふれていて、こちらがグイグイ引っ張られます。私もいろいろ口を挟み、お互いに「おぉ、おぉ」言い合いながら単元設計をしました。

公開授業はもちろんですが、それまでの授業でもできる限り登場できるようなプランです。急な出張などが入りませんように。

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by tawashisroom | 2018-10-13 08:45 | 英語教育

単元の終わりは振り返りをガッチリ──アクションリサーチ全国大会に参加して(その3)   


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アクション・リサーチ第8回全国大会のその3です。基調講演と実践発表で「これは!」と感じたことをその1とその2に記してきました。同様に、その3も実践発表で示された単元終わりの振り返りについて書きます。

具体的にいうと、振り返りシートの工夫です。次の点が印象に残りました。
○単元はじめに設定した目標設定リストの大まかなくくりごとに振り返る。
○前単元の振り返りと今回の振り返りと比べる。
この二つのことにより、子供の成長がわかる。

うまい工夫です。振り返りが単なるイベントではなく、PDCAサイクルにうまく乗っています。だから、教師や生徒がそれぞれの成長を自覚することができるのでしょう。もし、もう一工夫するのなら、単元の最初のときの自分の気持も書かせることも大切です。自分自身が授業をしていたときには、次のことに気をつけていました。
「手びきを作るときに心がけていることは(本当は,「大村はま国語教室6 作文学習指導の展開」-大村はま【筑摩書房 1983】を読んでもらうのが一番いいのですが),次の3つです。
■ 自分の努力や発表を大切にする気持ちを持たせる。
■ 書き出すきっかけとなる話題を数多く示す。
■ 気持ちや行動を具体的に記述するための留意点・参考例を示す。」

見てわかるとおり、単元はじめに設定した目標のことや前単元の振り返りについては私は完全に抜けています。オヤオヤオヤ。

かつて自分自身で注意していたのは「目標設定や振り返りは授業のkeyだけれど、main activitiesにはならない。やっぱり英語の授業は子どもたちが英語を使う活動が大切」ということです。今もその気持はあまり変わっていません。しかし、今回の実践発表に接して、「でも、やっぱり、目標設定や振り返りは、主たる学習を推進するだけの効果はある」と感じました。どのくらいの時間をかければいいのか、実際の授業の流れで変わってくるのでしょう。

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by tawashisroom | 2018-10-08 01:29 | 英語教育

年度始めの授業開きでガッチリ──アクションリサーチ全国大会に参加して(その2)   

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9月23日のアクション・リサーチ第8回全国大会での収穫その2です。
実践発表を聞いて、あらためて年度始めの授業開きの大切さを感じました。
○「1年間終えたら、どんなことができるようになってほしいのか」を伝える。
○「友達が間違えても笑わない」などの授業での約束を示す。
○事前アンケートを実施する(そして、予め決めておいたように、結果を活用する)。

これらのことを実施している教師は少なくなかったと思います。特に、中学校でもCan-Doリストが整備されている今は、もっと増えているでしょう。

では、なぜこの実践発表が魅力的に見えたのでしょうか。それは、授業開きでの3点がその後の授業にうまく生かされていたからです。言葉にすれば「年間指導計画の作成」という9文字で済んでしまいますが、そのためには多大なる熱意と遠くまで見通す視線が必要です。

自分の勤めている小学校ではどうしようかと考えました。最初の難関は、この授業開きをどうすれば円滑に実施できるかということです。CanDoリストも子どもたちにとってわかりやすいかというと疑問です。また、ただでさえ忙しい年度末と年度始め、そこで十分な準備時間を確保することは無理です。だとすると、今から準備を始めるのが最善でしょう。
◇「今の単元を終えると何ができるようになるのか」を書き溜めておく。
◇今の授業での約束を見直し、加除訂正を加える。
◇児童のどんな実態がわかっていたら、今の授業が組み立てやすいのか、メモしておく。

この3点の準備を始めながら、4月の授業開きのイメージを広げていくのが肝心だと思いました。

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by tawashisroom | 2018-09-29 15:59 | 英語教育

3観点と3方法で授業中の諸活動を分析──アクションリサーチ全国大会に参加して(その1)   


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神奈川大学で日本教育アクション・リサーチ・ネットワークの第8回全国大会が開催されたので、なんとか午前中だけ参加してきました。2時間の基調講演と実践発表を聞きましたが、たくさんの収穫がありました。大満足です。

その中で一番印象に残ってさっそくやってみようと思ったのが、「授業設計のためのマトリックス」です。f0124737_21331177.gif

右の図のようなものを用意し、「知識・技能」「思考力、判断力、表現力」「学びに向かう力」を一方の軸に入れ、もう一方の軸には「主体的な学びを促す指導」「対話的な学びを促す指導」「深い学びを促す指導」を入れます。そうすると、3x3=9の枠ができますので、その枠の中に授業中の活動を入れて授業を設計しようというものです。

印象に残った理由を列挙します。

まず、授業中のいろいろな活動が、新学習指導要領の重点とどう結びついているのか、はっきりします。多分、1時間の授業ではすべてのマスは埋まらないでしょう。3~10時間程度の単元単位でやるか、学期単位で考えて全部埋まればいいのかなと思います。そうすると、1コマごとの授業で勝負するのではなく、計画的に授業を進めることの大切さがわかってきます。

次に、前項とは逆に、1時間毎の授業でこのマトリックスをつくってみると、その授業の重点がはっきり見えてくるでしょう。それも魅力です。

更に、恥を忍んで言えば、自分自身、新学習指導要領の理解が不十分です。そんな自分がこのマトリックスを使うことで、嫌でも縦軸・横軸の各項目を理解しなければならなくなります。つまり、いつの間にか慣れてしまうわけです。

また、よく考えると、縦軸も横軸も外国語科だけ、中学校だけというわけではありません。他の教科でも、小学校でも使えます。つまり、私の現在の立場でも十分に使えるわけです。

さて、どんなふうに始めましょうか。

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by tawashisroom | 2018-09-23 21:50 | 英語教育

教室はステージ、授業は公演──神奈川大学英語教育研究大会に参加して(その2)   

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Photo by Jade Masri on Unsplash

三方千両得──神奈川大学英語教育研究大会に参加して(その1)」の続きです。小学校外国語活動の発表には圧倒されました。授業づくりのいろいろなヒントを発見した実践報告でした。

まず、テンポの良さです。子どもとのやり取りや教師側の説明(TTではT1、T2のどちらも)がメリハリを付けて進んでいきます。教師や児童が授業の流れをよくつかんでいることが、見ているこちらにも伝わってきました。だから、安心して授業に臨むことができます。


続きはここに
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by tawashisroom | 2017-12-31 17:21 | 英語教育

三方千両得──神奈川大学英語教育研究大会に参加して(その1)   

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12月17日、神奈川大学で開催された第21回神奈川大学英語教育研究大会に参加しました。初めての参加で、しかも都合により昼過ぎに堆積せざるを得なかったのですが、いろいろな収穫がありました。何回かに分けて書きます。まず、大会の運営のうまさです。「三方千両得」という言葉が頭に浮かびました。

今年のこの大会は、実践発表と講演でした。


続きはここに
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by tawashisroom | 2017-12-17 22:06 | 英語教育

収穫、大です──日本教育アクション・リサーチ・ネットワーク第7回全国大会に参加して   


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11月4日(土)、久しぶりに何もない土曜日でしたので、千葉で行われた日本教育アクション・リサーチ・ネットワーク全国大会に参加しました。所用のため途中で抜けてしまいましたが、収穫は大です。

《小学校の外国語/外国語活動の取組について》
基調講演や分科会の実践報告の話題は「授業をどう作るか」だけではありませんでした。それ以外に、「小・中・高の接続をどう図るか」「発音指導をどうするか」「学校と市町村教委の連携をどのように強めるか」が取り上げられるなど多岐にわたっていて、自分の現状認識の狭さを痛感しました。

しかし、悔やんでいても仕方がないので、これから勤務校や勤務している地域で「小中の結び付きを強める方法」や「学校と市教委のつながり・情報共有を強める手立て」「中学校での自分の授業の工夫を小学校でどう応用するか」などをいろいろと考えました。せっかく千葉まで行ったので、明日への具体的な取組を考えつかないともったいないですから。

《研究会の運営などについて》
最初の開会の挨拶でのアイス・ブレイキングがとても印象に残りました。あの取組のおかげで会場の雰囲気が和やかになり、それからの講演や報告に対する態度が積極的で柔らかなものになったと感じました。さっそく、マネをします。

また、受付や案内は会場となった大学の学生たちが務めていたのですが、笑顔がとても爽やかでした。大したものです。

そして、忘れてはいけないのが、代表として長い間激務をこなしてきた佐野正之先生の姿勢でした。ユーモアを忘れず、ちょっとオシャレで、でも舌鋒の厳しさは相変わらずです。今回の全国大会を機に代表を退くとのことでしたが、挨拶の中でマッカーサーの有名なセリフ(もともとはイギリスの軍歌とか) "Old soldiers ...." を引用しながら、「これからは一兵卒として頑張ります」と話していました。とんでもない兵隊さんが生まれました。こちらも負けてはいられません。がんばらなくては。

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by tawashisroom | 2017-11-05 12:00 | 英語教育