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「書物としての新約聖書」を読み始めて

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「書物としての新約聖書」(田川建三 勁草書房)を読み始めました。8千円もする本で、もちろん図書館から借りたものです。

聖書については、大学時代に授業で宿題として読まされたことくらいしかありませんでした。ですから、何となく、キリスト教の聖典だなくらいのイメージでした。

ところが、この「書物としての新約聖書」を読んで最初からびっくりしたのですが、それは、紀元1世紀には新約聖書が完成していなかったという指摘です。キリストのことをいろいろな人が書いて、その文書をまとめたものが新約聖書なのですが、最初から「新約聖書に入れるために書こう」としたものではないのでしょう。まだ読み始めたばかりなのではっきりしたことはこれから出てくるのでしょうが、楽しみな一冊です。

こんなふうに、間違った思いこみをしていたことがわかり、驚いたのですが、もしかすると、英語の授業づくりについても同様に間違った思いこみがあるかもしれません。じっくりと考えなくてはいけないなと感じています。
by tawashisroom | 2008-03-09 16:39 | 英語