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年度始めの授業開きでガッチリ──アクションリサーチ全国大会に参加して(その2)

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9月23日のアクション・リサーチ第8回全国大会での収穫その2です。
実践発表を聞いて、あらためて年度始めの授業開きの大切さを感じました。
○「1年間終えたら、どんなことができるようになってほしいのか」を伝える。
○「友達が間違えても笑わない」などの授業での約束を示す。
○事前アンケートを実施する(そして、予め決めておいたように、結果を活用する)。

これらのことを実施している教師は少なくなかったと思います。特に、中学校でもCan-Doリストが整備されている今は、もっと増えているでしょう。

では、なぜこの実践発表が魅力的に見えたのでしょうか。それは、授業開きでの3点がその後の授業にうまく生かされていたからです。言葉にすれば「年間指導計画の作成」という9文字で済んでしまいますが、そのためには多大なる熱意と遠くまで見通す視線が必要です。

自分の勤めている小学校ではどうしようかと考えました。最初の難関は、この授業開きをどうすれば円滑に実施できるかということです。CanDoリストも子どもたちにとってわかりやすいかというと疑問です。また、ただでさえ忙しい年度末と年度始め、そこで十分な準備時間を確保することは無理です。だとすると、今から準備を始めるのが最善でしょう。
◇「今の単元を終えると何ができるようになるのか」を書き溜めておく。
◇今の授業での約束を見直し、加除訂正を加える。
◇児童のどんな実態がわかっていたら、今の授業が組み立てやすいのか、メモしておく。

この3点の準備を始めながら、4月の授業開きのイメージを広げていくのが肝心だと思いました。

by tawashisroom | 2018-09-29 15:59 | 英語教育