教室はステージ、授業は公演──神奈川大学英語教育研究大会に参加して(その2)   

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Photo by Jade Masri on Unsplash

三方千両得──神奈川大学英語教育研究大会に参加して(その1)」の続きです。小学校外国語活動の発表には圧倒されました。授業づくりのいろいろなヒントを発見した実践報告でした。

まず、テンポの良さです。子どもとのやり取りや教師側の説明(TTではT1、T2のどちらも)がメリハリを付けて進んでいきます。教師や児童が授業の流れをよくつかんでいることが、見ているこちらにも伝わってきました。だから、安心して授業に臨むことができます。




それから、教師がとても表情豊かで、笑顔が爽やかです。「教員は役者でなくてはならない」という先輩の言葉を思い出しました。テンポの良さと合わせて、ステージの上の公演を見ているような気がします。
公演の出演者は教師に加えて子どもたちです。教師が出す合図に子どもたちが声を揃えて返事をするなどのウマさを挟みながら、教師は児童たちをぐいぐい引っ張ります。子どもたちも、最初は教師に引っ張られながらも、そのうちに教師を追い越す勢いで授業を進めていきます。授業は教師だけではなく、子どもと教師のコラボなんだなということを実感しました。

その公演を支えるものの一つが小道具(教材、教具)です。ピクチャーチャートなども何枚も活用され、発音体操などの動画も効果的に使われていました。一番印象に残ったのは、TTでスキットをこれから演じようというときに使った「カチンコ」です。「そうか、あれを使えば、ここから先生たちがやるのはミニ劇なんだ」ということが子どもたちにもよくわかり、また、カチンという音が授業の店舗づくりにも役立ちます。(すぐに、私も1個購入しました)

「外国語活動の授業」としての公演を支えているもう一つのものが、教師や児童たちの発音です。特に教員の発音は、さすが神奈川大でしっかりとした授業を受けてきた人のものだけあって、きちんとしたものでした。子どもたちも、日本語っぽい発音はもちろん聞こえてきましたが、先生の発音や発音体操などのモデルに慣れ親しんでいるためでしょう、しっかりしたものでした。

さて、たくさんの手がかりを得ることができました。これを、今いるところでどう料理し、どんなふうにテーブルに並べるかが、これから大切です。

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by tawashisroom | 2017-12-31 17:21 | 英語教育

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