収穫の多い中学校の研究発表会   

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一昨日に引き続き、昨日も英語関係の発表会に参加してきました。横浜国立大学附属横浜中学校の総括発表会です。全体研究主題は「各教科等における言語活動の充実」であり、英語科のテーマは「4技能を総合的に活用した言語活動の充実」でした。

実は、この会に参加しようと思ったのは、二つの目的がありました。

まず、「授業づくりのヒント」を見つけたかったからです。現場を離れているとはいえ、やっぱり英語教師、授業をする機会があったら、どんなふうに工夫しようか準備は欠かさずしておきたいものです。そのための資料集めが最初の目的です。

次の目的は、ある疑問の解決です。具体的には「習得・活用」を踏まえると、英語の授業がどう変わっていくのかということです。

習得、活用、それに探求を加えたものが新学習指導要領の特色の一つと言われています。しかし、自分の中では「これまでの授業とどう違うのか」ということがはっきりしていません。習得や活用と、これまでの英語の授業でも重視してきた「覚えること(=言語や文化についての知識・理解)」と「使うこと(=理解の能力、表現の能力)」とどう違うのか、さらに、習得と活用を重視すると英語の授業がどう改善するのかということがわかれば、「よし、これまでの授業を変えるのはたいへんだけど、いっちょ習得や活用とかいうものにもう少し気をつけて授業を考えてみるか」という気になるではないですか。

授業ですが、スピーチの発表を聞き、メモを基にした summary writing でした。全体の4/5が小グループで行われていました。いろいろなヒントが含まれていて、「よし、これはうまく料理すれば使えるな」と感じたところが多々ありました。特に、メモを基にした summary writing は面白いと感じます。このあと他のグループに発表するのですが、私が担当した子どもたちだと、発表前に fluency や accuracy のチェックが必要になってしまうのですが、どんなふうに授業へ組み込めばいいのでしょうか。

また、残念ながら、授業だけでは「習得・活用」と「覚えること・使うこと」の違いはあまりよくわかりませんでした。

そのあとの協議や講演でもいくつかの収穫はありました。

参加して強く感じたことは、「伝えることの難しさ」です。

生徒の活動が充実していたのは、間違いもなく先生方のすばらしい取組の積み重ねがあったからです。その概要は協議や資料の中で触れられていたのですが、私の勉強不足もあり、この研究の勘どころなのか、はっきりとは分かりませんでした。あれだけの成果を上げているのですから、「この概要をこんなふうにこの実践に当てはめました。ここがこの実践のセールス・ポイントです。」ともっと力強くアピールした方が、公立中学校の先生方には受け止めやすいのでないかと思います。

もちろん、「受け取ったものを料理するのは、受け止め側の仕事だし、それが中学校教師の醍醐味だよね」と言われればそのとおりなのです。でも、もっと魅力をわかりやすく宣伝してほしかったと感じました。

翻って、自分はどうなんだと自問自答すると「力不足です」と答えるしかありません。

いろいろなことを感じ、収穫の多い一日でした。
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by tawashisroom | 2009-02-22 05:47 | 英語教育

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