2018年 03月 11日
ポメラ、冬眠から覚める
このポメラDM20を購入したのはもう7~8年前、前の前の前の前の職場のときです。500ページの文庫本くらいの大きさですので、鞄に放り込み、仕事前に立ち寄ったコーヒーショップのテーブルの上に置いて、思いついたことをいろいろと打っていたものです。
その後、次の職場に異動し、しばらく使わなくなったのでプラスチックのところがベトベトになってきました。不快なのでインターネットで調べた情報を信じてアルコールで湿らせたティッシュであちこちを拭いたところ、ぬめりやベトベトがすっかりきれいになりました。そこで喜びすぎてキーボードを拭くときにティッシュをアルコールをかけすぎたのが失敗の原因なのか、キー入力が正常にできません。たとえば、Nキーを押すと「2」が入力されるようになりました。
また職場が変わり、そこにはICT専門家がいたので、業務時間外に相談してみました。しかし、なかなかうまくいきません。リセットとか、サポート者用モードで起動してもらうなど、様々な試みをしてくださいましたが、キーの異常入力は直りません。
あきらめて、部屋の片隅においていました。そして、職場が異動になったある年の夏、なにげなくポメラを起動すると直っているではありませんか! うれしくなってお世話になった専門家にも電話し、報告しました。
それから半年に1回くらい、出張や勉強会から電車で帰るときには指定席を奮発して、膝やテーブルの上に広げてレポートなどを打っていました。(本ブログの「5年前のポメラはやっぱり使いやすい」でも紹介しています)
昨年11月、久しぶりに使おうと思って起動してみると、また、N→2になっていました。電池を入れ替え、リセットをしてみましたが、埒があきません。冷え込んでいたので「冬眠」なのかもしれないと思い、その場はあきらめました。
中古品の購入も考えましたが、値段もかなりしました。無理をすればスマホにブルートゥースのキーボードを組み合わせれば、何とかなります。
ただ、使い心地はポメラの方が何十倍も快適です。文字入力はそこそこですし、文字列の範囲指定や切り取り・コピー・張り付けなども、ポメラならキーボードで簡単にできます。
そこで、月に数回起動してきたのですが、今朝、見事に冬眠から覚めました。今、外出先のテーブルの上でこれを打ち込んでいます。
考え考えですが、15分ほどで1000字程度打てました。肩こりや目の疲れもそれほどありません。やっぱり、キーボードがしっかりしているポメラはいいなと実感しました。
by tawashisroom
| 2018-03-11 18:24
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