Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



お餅とゼロ戦──アナログの「遊び」はやっぱり大切

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先日、家で餅をつきました。カマドでもち米が蒸されるのを見ながら、蓋から蒸気が上がっているのを見て、「うまく出ているな」と感心しました。



下の釜で水が沸騰し、蒸気が蒸し器二つを通って蓋から抜けていきます。抜けなかったら、上の蒸し器のもち米はベチャベチャになってしまいますし、そのうちに蓋がボンとはじけ飛んでしまうでしょう。蒸し器も蓋も木製ですが、ちょうといい隙間が空いています。

20代の末に読んだ本に「デジタル版徒然草」(園田康博)がありました。おもしろい記事がいくつか載っていましたが、ゼロ戦の操縦桿とケーブルの話もその一つです。うろ覚えですが、飛行機の方向転換(上下左右)は尾翼や主翼のフラップでするそうです(違っていたらごめんなさい)。そのフラップと操縦桿はケーブルで結ばれているのですが、そのケーブルのたわみ具合が絶妙なのだそうです。

飛行機の速度が遅いときには、操縦桿を大きく動かして方向転換ができます。しかし、速いときには少し動かしただけで方向が大きく変わってしまいます。ゼロ戦では、ケーブルのたわみのおかげで、飛行速度が遅くてフラップへの空気抵抗がそれほどでもないときには操縦桿は軽く動き、その反対に高速で飛んでいて空気抵抗が大きいときには操縦桿の手応えが大きくなり、動かすのに力が必要です。ゼロ戦ではそのバランスが上手く取れていて、遅いときでも速いときでも同じような手応えで思い通りの方向転換ができたということでした。それを可能にしたのがケーブルの「あそび」です。

蒸し器と蓋も、操縦桿から伸びたケーブルもいろいろな試行錯誤の末に生まれたものだと思いますが、アナログのおもしろさを感じました。

もちろん、お餅はおいしくできあがりました。

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by tawashisroom | 2016-12-29 08:45 | 仕事の進め方
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