2016年 11月 20日
関ブロ英語神奈川大会での収穫(その1)
最初のメモです。
分科会の実践報告の中で、impromptu speaking の指導例がありました。教科書の絵を見せながら英語で説明する活動も入っていまして、自分自身も「That's the Story」でやってみたことなのですが、さすがだなと思う工夫がありました。
まず、私の実践では、生徒は本文そのものやその抜粋を繰り返させることが主眼でしたが、提案された実践では、概要とともに自分のコメントを発表することが目標でした。これはガツンとやられましたね。確かに、英語を話すことについては、本文の抜粋の再生ではなく、概要に自分なりのコメントを付け加えたほうがおもしろいと感じました。自分が授業を組み立てるときに、若林先生が大学の授業でつぶやいていた「picture-describing という活動もあるのだけれど、中学校や高校の英語の授業ではあまりやっていないし、やっていても不十分だ」という言葉が頭に浮かんでいました。今、振り返ってみると、describing だったら、なおさら本文の抜粋でなくてもいいわけです。
思い出してみると、英語で話すことや説明することが苦手な生徒は少なくないので、練習時の台本は3種類、こちらが用意していました。その配慮は大切だと今でも思います。しかし、3種類の台本すべてを教師側でガチガチに固めてしまったのはよくありません。今だったら、次のようにするでしょう。
・のんびりコース:最も簡単な本文の抜粋+自分の意見1文(例付き)
・すたすたコース:そこそこの本文の抜粋+自分の意見1~2文
・ばりばりコース:そこそこの本文の抜粋+自分の考えで加除訂正順序入替OK+自分の意見2文以上
こんなふうに設定しておけば、話すことが苦手な生徒はのんびりコースを選び、練習を進めますし、その一方で話ことが得意な生徒はばりばりコースでいろいろなことに挑戦するでしょう。
関ブロ英語に参加してよかったなと本当に思います。報告された先生に感謝しています。
by tawashisroom
| 2016-11-20 06:54
| 英語教育