Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



なんとかして伝えたい──友人からの問いかけ(12)

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【質問2】中学英語の授業づくりで、基礎の基礎として、これだけはと叩きこむことは何か。
頭に浮かんだ3つの中で最初の2つ「ア できないと思っていたことも、練習すればできるようになるんだという体験と実感」「イ 自分が間違えても周りの人は笑わないという確信」を説明してきましたので、3つ目の次のことについて話します。

ウ 伝えたい内容がすぐに英語にならないときには、回り道をしても伝えようという姿勢

ここでのキーポイントは2つあります。
キーポイント1 言語で、そして非言語で
キーポイント2 練習と本番と評価規準




キーポイント1は、communicative strategyのことと捉えています。「言語で」というのは、伝えたい内容が特定の英語で言えなかったら、別の表現で言い換えようとする姿勢です。単語レベルで aunt を my father's sister と言い換えるのもそうですし、文レベルで「窓を開けてほしい」ことを伝えたいときに、 Will you open the window? の代わりに Please open the window. とするのもそうですし、思い切って It is very hot in this room. とするのも一法です。(大学で私の受けた英語の試験の問題にもありました)

「非言語で」にはジェスチャーも入りますし、声の大きさや高さ、抑揚なども入ります。イラストの使用なども入るかもしれません。

ここで大切なことは、「なんとか伝えようね」と授業中に呼びかけるだけでは全くダメなことです。呼びかけてできるのだったら、英語教育のプロとしての教師など必要ないでしょう。ぜひとも。授業中に練習の機会を設けましょう。そして、本番でどうだったのか、きちんと評価して、その結果を本人に返すことが重要です。これがキーポイントの2です。

しかし、キーポイント2は「言うは易し、行うは難し」です。そこで、この点も含めて、「叩きこむための活動づくり」について次に考えてみます。

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by tawashisroom | 2016-05-04 07:10 | 英語教育
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このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
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