Welcome to Tawashi's Room 雑記帳


間違えがばれない工夫──友人からの問いかけ(10)


(c) .foto project


【質問2】中学英語の授業づくりで、基礎の基礎として、これだけはと叩きこむことは何か。
イ 自分が間違えても周りの人は笑わないという確信

ア「できないと思っていたことも、練習すればできるようになるんだという体験と実感」についていろいろ書いてきましたが、「イ」に移ります。

中学生のプライドはとても高く、友達の前で恥をかくことを大変嫌います。私もときどき「自分もプライドが高い。直さなくては」と自戒することがありますが、中学生はそれ以上です。しかし、英語の授業で生徒が間違えることは避けられません。間違えながら覚えます。だったらどうするのか。

大切なことは、生徒は間違えることが嫌なのではなく、友だちに気づかれて笑われることが恥だと思っているのです。だから、ここでのキーポイントは次の2つです。
キーポイント1 生徒が間違えても、他の生徒にバレないようにする
キーポイント2 友だちの間違いを気づいても笑う生徒はいない雰囲気をつくる




キーポイント1 生徒が間違えても、他の生徒にバレないようにする
このためには授業の形態に工夫することが必要です。特に、drillやpracticeの場面ではいろいろ頭を絞りました。例として、キーセンテンスを復唱したり、イラスト等をもとにキーセンテンスを変形する口頭練習(まあ、drillですね)を取り上げます。

通常、最初は全員で一斉にやります。他の多くの先生もそうでしょう。そのときに間違えても、横の生徒も声を出しているので、バレません。次はペアで練習します。その時間違えても、バレるのはペアの相手だけです。他の人達はそれぞれペアを組んで練習しているので、その人の間違いはバレません。

逆に、最もまずい方法は、
教師:さあ、みんな、これできるかな。だれかにやってもらおう。
(生徒は全員顔を伏せ、教師と目が合わないようにする)
教師:だれがいいかな~。だれにしようかな~。
というものです。恥ずかしながら、私も昔はよくやっていました。反省しています。


[PR]
by tawashisroom | 2016-03-27 07:17 | 英語

<< やる気に火がついた夜──「挑む...      「できるようになった」ことを実... >>

英語教育、授業、研修、iPhone・iPad、自転車についてのあれこれ
by tawashisroom
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
最新の記事
カテゴリ
タグ
記事ランキング
紹介
このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
また、コメントやトラックバックは承認制としています。
検索
以前の記事
その他のジャンル
ブログジャンル