Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



メモ35 友だちの間違いを笑わない雰囲気づくり #英語授業再検討

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「英語授業ハンドブック」に「生徒が積極的に英語の発音をする雰囲気をつくるために、『他の人が間違って発音しても笑わない』(中略)などを約束事にしておくとよい」との指摘があります。大事なポイントです。

私も授業ではそのことを心がけ、うまくいかないこともありましたが、拙メモ33で示したように、練習では生徒の間違えがまわりにバレないような配慮をしてきました。でも、その配慮だけでは十分ではありません。これに加えて、3つのことが必要でした。




その1 間違いを笑ってはいけないと叱る
当然のことですが、最初の笑い声が起こったときにすぐ叱ることです。笑った本人だけでなく、クラス全体に注意を促すことが大切です。一人の子どもが笑うと言うことは、学級にそれを許す雰囲気があるということが多いものです。(つい感情的になり、怒ってしまったこともありました。まだまだ未熟です) 

その2 間違えることからいろいろなことがわかることを示す。 
たとえば want を /want/ と読んでしまった子がいたら、その子のプライドを傷つけないように(ここが大事)、「今のAさんの発音 /want/ は間違っていて、正しくは……」と訂正したあと、「みんなも気をつけてほしいんだけれど、実は、wa を /wa/ と読んでしまう間違いはけっこうあるんだ。でも、英語では……」というように、話をひろげてしまいます。そうすると、Aさん以外の生徒も、自分のこととして感じるでしょう。 

その3 誰でも間違えるけれど、そのうち間違いがなくなることを実感させる。
もともと授業はそういうものですよね。イヤな思いをして練習して、それで自分の力が付かなかったら、二度とそんな練習なんてしたくはありません。だから、ここでは発音練習ですが、それを堂成果のあるものにするのか、教師の腕の見せ所です。 

「間違えがまわりにバレないような流れ」とこの3つをうまく組み合わせることが、私にとっては必要でした。特に、単に「笑いを叱る」ことだけでは無理でした。それに気づくのにしばらく時間がかかってしまったことがとても残念です。その反省も含めて、今は「友達の間違いを笑ってしまうことが起こったら、それは教師の気が緩んでいる証拠だ」と思っています。 きつい言い方かもしれませんが、自戒の念も込めてそう思っています。

※参考文献 大修館 英語授業ハンドブック 中学校編 金谷憲代表編集 大修館書店 2009 

※お時間があれば次の拙メモもご覧ください。  ・授業で勝負!  ・授業で勝負! その2  ・英語の授業での教え合い、学び合い

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by tawashisroom | 2013-11-30 19:33 | 英語教育
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このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
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