メモ27 スピーチ活動の上手な場面設定 #英語授業再検討   

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「英語授業ハンドブック」でスピーチ作成と発表が取り上げられていました。そこでは「ハワイで開かれる中2国際交流の集いで自己紹介しよう」という場面設定例が示されています。うまいですね。つい唸ってしまいます。

私の授業ではどうだったかというと「新クラスになったので、友達に自己紹介しよう」、「ハワイでの中2国際交流」と比べてしまうと、なんと魅力のないことか。授業の設計力の差がまざまざと現れています。

スピーチ活動については、実は私は苦手でした。拙ホームページで取り上げた実践でもスピーチ活動が一つしかないのはそのためです。台本を書いて英語を話す活動はたくさんやりましたが、スピーチとしてはあまりありません。そんな私でしたが、「ハワイでの中2国際交流」のように場面設定をうまくすれば、もっともっとスピーチ活動をやったと思います。

なぜ、この場面設定がいいのか。もちろん、生徒がやる気になるという効果はあります。しかし、メリットは一つだけではありません。



たとえば、活動でどのような力が必要になるのか、はっきりします。「国際交流」ですので、笑顔と大きな声と分かりやすい内容ですね。内容については、日常生活を取り上げながら日本の学校の様子なども少し加えることがいいかなという、授業作りのヒントも浮かんできます。

また、学級でのスピーチ発表での大きな課題となる「友達は自分のことをよく知っているのに、わざわざスピーチするのは変」ということが解消されるわけです。何しろ、スピーチを聞いているのは、顔は友だちに似ていますが、実は各国から国際交流に訪れた中2なのですから。

さらに、聞いている生徒も「私はあいつの友だちではなく、実は各国から国際交流にきた中2なんだから、そのつもりで聞いていよう」と思い、聞く活動に素直に取り組むことができます。

自分自身の実践でも場面設定に凝ったものといえば「ワイドショー大鮎」です。テレビ番組でニュースを上映するという設定で、マイクやカメラを用意し、和やかにできました。

スキット作り、群読、ストーリーテリング、どんな場面設定だとワクワクしてくるでしょうか。考えるのが楽しみになってきました。

※参考文献 大修館 英語授業ハンドブック 中学校編 金谷憲代表編集 大修館書店 2009

※お時間があれば次の拙メモもご覧ください。
 ・授業で勝負!  ・授業で勝負! その2
 ・英語の授業での教え合い、学び合い
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by tawashisroom | 2013-09-28 07:26 | 英語教育

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