Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



メモ21 新出事項導入後の練習でバサバサ消し #英語授業再検討

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さて、「大修館 英語授業ハンドブック 中学校編」を読み始めて、最初に「そうか!」と思ったのが、「聴覚心像」についての記述でした。英語の授業で、練習をもっとうまくできたのではないかと気づいたのです。
最も大切なことは、生徒が新しい英語の表現を自力で言えるようにさせること、つまり、頭の中に聴覚心像(Acousitic Image)を作らせることである。(中略)仮に最初は補助として英文を視覚的に示したとしても、最終的にはそれを消した状態で言わせなければ、その文型を頭の中に描いて発言していることにはならない。(p.8)
自分の授業では、新出事項導入後の練習(DrillとほんのちょっとのPractice)は、次の流れで進めることが多かったですね。




1 黒板の最上部にその日のターゲットセンテンスを書いて、「教師→生徒」の流れで、何度か復唱する。
例 T: I will play baseball tomorrow.
S: I will play baseball tomorrow.
※「なんでSが "I will ...." なんだ、"You will ...." ではないのか」というご意見があるかもしれませんが、ちょっとそれは置いときます。

2 その下にcueとして絵を3種類ほど提示し、教師が指さした絵についてターゲットセンテンスを踏まえて一斉練習をし、そのあとペア練習をする。
絵の例 Rikaの顔の絵とバレーボールの絵、Yujiの顔と本、Janeの顔と北海道の絵 など

この流れだと、英文を作ることに不安な生徒は、ちょっと視線を上に向ければ今日のターゲットセンテンスがヒントとして書いてあるので、いくつか単語を入れ替えれば、正しい文が言えます。それをねらった板書構成でした。そのときはそれでいいものだと思っていました。

しかし、「聴覚心像」のことを考えると、「2」の一斉練習の後半かペア練習の半ばでターゲットセンテンスを徐々に消していった方がいいのかなと思います。消すときには単語ごとでなく、黒板消しで斜めにバサッバサッと消していくのが好きです。
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このバサバサ消しは、授業のまとめのときに行うことはよくあったのですが、練習のときにも効果があるとは気がつきませんでした。(授業の最後に行うと、板書がすべて消えた状態でチャイムが鳴るので、それはそれでよかったのですがね)

実は「1→2」の練習の流れの欠点の一つに、練習が簡単なので(もともとそうあるべきなのですが)、英語が得意な生徒がすぐに飽きてしまうことにありました。何か、ハードルを与えることが必要でした。このバサバサ消しはちょうどいい刺激になりそうです。

※参考文献 大修館 英語授業ハンドブック 中学校編 金谷憲代表編集 大修館書店 2009

※お時間があれば次の拙メモもご覧ください。
 ・授業で勝負!  ・授業で勝負! その2
 ・英語の授業での教え合い、学び合い
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by tawashisroom | 2013-08-14 20:37 | 英語教育
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