Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



横浜国大附属鎌倉中学校公開授業研究会での収穫二つ

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今日は横浜国大附属鎌倉中学校の公開授業研究会でした。久しぶりに鎌倉まで行ってきました。横浜駅の横須賀線のプラットホームがすっかりきれいになっていたのにはびっくりしました。肝心の公開授業は、所用のため中途で退出せざるを得なかったことが残念でしたが、ヒントをいくつかもらい、にこにこ顔で家に帰りました。次の二つをメモしておきます。

○ 授業公開の流れ
○ コミュニケーションとしての相手の設定




まず、授業公開の流れです。午前中3時間で、授業1コマ、提案1コマ、協議など1コマだったのですが、教科ごとにいろいろでした。英語科は「提案」→「授業」→「協議など」という日程でした。これがなかなかわかりやすいものでした。

従来の「授業」→「提案、協議など」という順番ですと、授業でいったい何を見たらいいのかわからないことがあるのですが、今回は「提案」が先に来たために、この授業の鍵は何なのか、どこを見てほしいのかがはっきりしていました。授業参観のときに、とても参考になりました。参観者がとても多く、生徒は机を外して椅子だけだったのですが、それでも入りきれないほどのみなさんが教室に詰めかけていました。それでも、授業のキーポイントがはっきりしていたため、参観はスムーズに行きました。

次に、コミュニケーションとしての相手の設定の工夫です。今回は2人1組の相互インタビューの発表でした。生徒は自分で何を言うのかは台本をつくってあるのですが、実際は相手がどんどん入れ替わるので、相づちとか、聞き返しなどは即興でしなくてはなりません。そこを苦にもせず、笑顔ですすめていく中学校1年生を見て「おぉっ!」と声を上げながら、うらやましくも感じました。

実は授業前に「ここはどうするのかな?」と思っていたことがあります。それは、インタビューとしての相手の設定です。コミュニケーションにはいろいろな種類がありますが、もっと多いものは「相手が知らないことを伝え、知っていることは伝えない」「知らないから、相手の言うことを聞くけれども、知っていることは聞いても仕方がない」ということです。(相手のプライドを考えて、知っているんだけれど知らないふりをするというのはかなり上級の場合です)

ここでは生徒同士の言語活動ですので、互いによく知っている仲間です。しかし、英語のインタビュー活動では知らないふりをしなくてはならないのです。そこをどう自然に行わせるのかが鍵になります。

まず、場面設定が「夢が叶った未来に再開して話し合う」というものでした。これなら、相手が知らない情報がたくさん含まれています。なかなかうまい状況設定ですね。

それから、授業では小道具としてコウモリ傘が登場しました。先生曰く「この傘がパッとひらくとみんなは友だちのことはすべて忘れてしまいます」とのこと。内心、ゲラゲラ笑ってしまいましたが、確かに傘がパッとひらくのは印象的でした。うまいなと思います。

この二つがわかっただけでちょっとうれしくなりました。
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by tawashisroom | 2013-03-03 21:46 | 英語教育
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このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
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