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メモ19 数字のマジックを利用して #英語授業再検討

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大学生と中学生はちょっと違うところもありますが、その心理は結構似ています。田尻先生は書いています。
大学入試も終え目標を失い、英語専攻でもなく、単位さえ取れればいいと思っている学生でも、到達率を見せると、やはり少しでもいい成績を取りたいと思い始める。そして、授業の内容が面白いと、勝手に調べ学習をしてきて、英語でレポートを書いたりする。(pp.100-101)

実は、大人もそうなんです。自分自身を考えると本当にそう思います。




例えば、今、散歩の記録にRunKeeperというiPhoneのアプリを使っているのですが、現在の設定は10分ごとに分速などをしゃべらせるようにしています。これが結構面白く、おや分速5kmを超えたなとか、ちょっとペースが落ちたななどよく思います。また、1か月合計散歩距離などの目標を決めることができて、インターネットでホームページにアクセスするごとにグラフが表示され、達成状況が一目でわかります。そうすると、散歩する気になるんですね。数字の魔力です。

教師が授業をつくるときも同様です。自分で計画を立て、いくつかのブロックに分けます。そして、授業が進むにつれ、終わったところを消していくのです。徐々に黒く塗りつぶされたブロックが増えていくのは、気持ちのいいものです。

生徒もそうなんです。DANGANインプット(Quick、Quick、Quickという名前でやっていました)に生徒が積極的に取り組んだのは、活動自体が面白いこともありますが、記録を残すので、自分の成長がわかることもその理由の一つです。

中学生も、大学生も、大人も同じようなものですね。

※参考文献 (英語)授業改革論 田尻悟郎 教育出版 2009
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※お時間があれば次の拙メモもご覧ください。
 ・授業で勝負!  ・授業で勝負! その2
 ・英語の授業での教え合い、学び合い
by tawashisroom | 2013-02-21 21:31 | 英語