Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



メモ16 英語の自主学習  #英語授業再検討

f0124737_21323480.jpg

自分自身、英語はペラペラでもないし、何十年も前に新婚旅行で行ったアメリカでコーラを注文したらなぜかアイスティーが来てしまい、嫁さんを前にして英語教師の面目が保てなかった人間ですが、でもまあ教師としての英語力はなんとかあるかなと思います。そんな私が興味深く読んだのは田尻先生の次の記述です。
日本にいながら流暢な英会話ができるほど英語を習得し、自分は英語が得意で、英語が大好きであるという人に、こう尋ねたとしよう。「あなたの英語がそれほどまでに上達したのは、どのような勉強したからですか。そしてそのうち『先生に教わった』部分は何パーセントくらいですか?」

この問いかけに対して「100%先生のお力です」と答える人はまずいないはずである。(中略)英語をマスターするには相応の学習時間が必要であるが、その時間のほとんどは、本人が一人で努力した時間である。(p.86)
私は中・高の6年間、5人の英語の先生にお世話になりました。今思い返しても、生意気な授業態度だったことばかりが頭に浮かび、お詫びすべきことが多い。ただ、自分自身が英語の力を伸ばすことができたきっかけは、やっぱり中・高の英語の授業でした。





漢字やひらがな、カタカナではない文字で書いてあることが何を意味しているのか、わかったときの喜び。日本語らしくない言葉を先生が話したとき、何を話しているのか、わかったときに嬉しさ。それをまねして、自分の言いたいことがなんとか書けたり、話せたときの楽しさ。最初に味わったのは英語の授業でした。

もちろん、英語の授業だけでスヌーピーの出てくるマンガが読めたり、教員になってALTの先生と打合せができるだけの力がつくはずはありません。田尻先生のお書きになっているとおり、「一人で努力した時間」がずいぶんありました。でも、そうしようと思ったきっかけは、私の場合、80%は英語の授業でした。(あとの20%については秘密です)

だから、英語の授業の工夫は必要です。成果も上がります。「英語をマスターするには相応の学習時間が必要であるが、その時間のほとんどは、本人が一人で努力した時間である」ことは真実ですが、拙ホームページで紹介している取組みを必死になって行ったことに後悔はありません。

ただ、かつて教壇に立った者として思うのは、「一人で努力する方法」について、どのくらい触れただろうかということです。前回の「メモ15 fast learners への指導」とも関連しますが、英語の勉強を一人で努力するとしたらいろいろな方法があるよともっと授業中に紹介すればよかったかなと思います。今だったら、TEDも紹介していたかもしれません。

※参考文献 (英語)授業改革論 田尻悟郎 教育出版 2009
f0124737_9394878.jpg


※お時間があれば次の拙メモもご覧ください。
 ・授業で勝負!  ・授業で勝負! その2
 ・英語の授業での教え合い、学び合い
[PR]
by tawashisroom | 2013-01-07 00:32 | 英語教育
<< No.38 「わかる」「伝わる... 今日のワンフレーズ 1(498) >>


英語教育、授業、研修、iPhone・iPad、自転車についてのあれこれ
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
最新の記事
カテゴリ
タグ
記事ランキング
紹介
このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
また、コメントやトラックバックは承認制としています。
検索
以前の記事
その他のジャンル
ブログジャンル