Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



メモ13 単発的な授業からの卒業  #英語授業再検討

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一コマ単位で授業を考えるのではなくて、数時間(十数時間? 数十時間?)でまとめて考えようということはずいぶん前から言われてきましたが、文法項目に焦点を当てたのはあまり見ません。田尻先生は、次のように書いています。

教師のほうで気をつけなければ、重要表現のドリルが単発で終わる。

1時間だけの練習で終わってしまうと、生徒は時間がたてば忘れてしまう。毎日トレーニングして、生徒がもう大丈夫と思うまで続けてこそ身につくものである。繰り返し学習させることは、語学では必須である。(p.64)
これを読んで、思ったことは次の三つです。

その1「やられた! 生徒たちに申し訳なかった」
その2「言語活動とか、活動上のスキルは繰り返し学習をやっていたな」
その3「時間配分はどうすればいいのかな?」




その1「やられた! 生徒たちに申し訳なかった」
自分自身は文法事項に関して、この点はすっかり抜けていました。でも、よく考えればそのとおりです。1時間だけの練習では、生徒は時間が経てば忘れてしまいます。だから、毎日、何らかのかたちで取り上げ、ドリルやプラクティスを積み重ねていかなければまずかったわけです。教えてきた生徒に対して、申し訳なかったと思います。

また、教科書に頼りすぎていたのかという反省もあります。自分自身、言語活動の構成については教科書をもとにいろいろ工夫していたのですが、言語事項、特に文法項目と新出単語についてはほとんど教科書任せでした。だから、文法事項の練習についても教科書に出ているものを中心に行っていたのです。もっと工夫すればよかったと心底思います。

その2「言語活動とか、活動上のスキルは繰り返し学習をやっていたな」
もともとスキットとか絵付き英作文とか群読などの言語活動をゴールに置いた単元づくりをしていたので、その活動に必要なスキル(声の大きさ、作文の構成、暗唱と視線など)についてはあらかじめ分析し、単元始めのオリエンテーションで生徒に示していました。

そして、単元構成にそのスキル練習やミニ活動をなるべくうまく取り入れるようにして、何度も何度も練習できるように、そして、「今は○○の練習なんだ」と生徒が意識して練習できるように授業を組み立てました。単元の最後には「最初は絶対にできないと思っていたけれど、いろいろ練習したので、最後の発表はなんとかできた。」という感想を生徒が持てるように、仕掛を工夫しました。

だから、言語活動やスキルは「毎日トレーニング」ができたと思います。

その3「時間配分はどうすればいいのかな?」
文法事項中心の「毎日トレーニング」と言語活動中心の「毎日トレーニング」、どちらも大切なことはわかります。でも1回の授業は50分、授業構成を考える1日は24時間、時間は限られています。どっちをどのくらいやればいいのでしょうか。それとも両立させるいい方法があるのでしょうか。ちょっと考えてみたいと思います。

※参考文献 (英語)授業改革論 田尻悟郎 教育出版 2009
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※お時間があれば次の拙メモもご覧ください。
 ・授業で勝負!  ・授業で勝負! その2
 ・英語の授業での教え合い、学び合い
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by tawashisroom | 2012-11-24 00:14 | 英語教育
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このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
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