Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



メモ11 やる気の素は伸長感・達成感・満足感  #英語授業再検討

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「やる気」を出させるための着眼点として、田尻先生はうまく焦点を絞っています。
私は、授業でよくストップウォッチを使う。単語の意味を応える練習ならば「1分間で何語答えられるか」、音読ならば「このページを○秒以内で読めるか」というように、タイムトライアルにすることがよくある。そういう明確な目標があれば、「前回は30語だったけど、今度は35語答えられた」という伸長感を味わえるし、「40秒以内で読めた」といった達成感も味わえる。先生から「よし合格! よく頑張ったな」と言われれば、満足感が得られる。

これら「伸長感、達成感、満足感」を感じることができてこそ、生徒はその授業が好きになる。伸びを実感するからこそ、「頑張って練習して、もっとできるようになりたい」と努力を続けるし、何かを達成したからこそ、次はどんなことをするんだろうと期待する。(p.59)
生徒に「頑張ろうな」と言うだけではうまくいかないことは当然のことですよね。そこで、どこに着目したかといえば「伸長感」「達成感」「満足感」ということです。「伸長感」について考えます。




自分の授業を数週間単位の単元で組んでみたときの実感は、単元単位の活動では「伸長感」は大切だなということです。単元の初めに「今回はこんなことをやるよ」と話したときには「そんなことできるわけないよ」「エッ、つまんなそう」と感じた生徒がほとんどです。でも、うまく授業を組み、晴れ舞台に必要なスキルを磨く修行をきちんと設定していくと、徐々にできるようになります。そして、晴れ舞台を迎え、磨いたスキルをうまく使って発表します。

そのあと、「あとがき」を書かせて単元全体を振り返ります。(大村はま先生のサルマネです) このときに、単元の最初の頃に思ったことと、単元を終えて感じたことをうまく対比させて書くように持っていくことが肝心です。

たとえば、拙実践 Play&Guessあとがきでは、こんなふうに書いた生徒がいました。
最初は「なぜ,こんなことをするのだろう」と思ったけれど,進めるごとにどんどん楽しかった。だから,これからどんな劇ができるのかなと,それも楽しみだった。どんどん近づくにつれて「ここをこうすればいい」とか,「ここはいい」とか評価できるようになった。私は一番大事なセリフを決める時いなかったので混乱することもあったけれど,すぐに慣れた。本番は緊張して声が震えたけれど,大きな声を出せて,みんなの評判も良くてうれしかった。改めてビデオを見てみると,緊張している姿がすごくわかる。でも,たまにはこういうこともいいと思った。(P女)
多少でも「伸長感」が読み取れると思います。また、それを感じさせるような授業設計が大切だと思いました。

※参考文献 (英語)授業改革論 田尻悟郎 教育出版 2009
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※お時間があれば次の拙メモもご覧ください。
 ・授業で勝負!  ・授業で勝負! その2
 ・英語の授業での教え合い、学び合い
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by tawashisroom | 2012-11-04 18:26 | 英語教育
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このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
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