Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



メモ09 努力してできるようになった生徒の評価はどうするのか  #英語授業再検討

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どこまでを単元のひとくくりと考え、修業と晴れ舞台をどうつくるかにはいつも悩みます。田尻先生は次のように書いています。
膨大な時間をかけてデータを集めた先生方が(中略)、“最初はできなかったが、努力によって最後はできるようになった生徒”の総合数値が低いことも、心を痛められた。(中略)
本当は、(中略)4月、5月、6月と段階を踏んで、「ここまでできたね。あと少しここが足りないから、こういう練習をしてみよう」と具体的なアドバイスを与えるための評価でなければ意味がない。つまり、生徒の到達度を確かめて形成的評価を行い、生徒と教師が協力して生徒の力を伸ばし、最後に総括的評価を行う。(p.48)
引用中の「最初」と「最後」がどのくらい空いているか、それから、「最初」と「最後」の間にどのくらい修業の機会があったのかが鍵だと思います。




私の場合ですと、「最初」と「最後」は一単元の最初と最後です。たとえば拙実践「Let's 群読!」では8~9時間です。練習の機会は6回くらいありました。練習は本番の晴れ舞台に向けた「修業」の場面ですから、きちんと形成的評価をしてその結果を生徒たちに示し、自分たちでも練習方法に工夫できるような流れが大切で、そのためのワークシートなどに工夫しました。

ここで田尻先生が言及しているのは
 ・Aさん: 修業△→○→○→○→◎→◎ 晴れ舞台◎
 ・Bさん: 修業×→×→×→×→△→○ 晴れ舞台◎
という二人について、総括的評価はどうすればいいのかということです。

私の場合は、晴れ舞台が総括的評価の場面ですから、当然、AさんもBさんも同様に◎になります。形成的に活用すべき修行中の評価を総括的評価に生かそうなどという気になるから、こんがらがってしまうのでしょう。

ただ、「4月、5月、6月」などと3か月にわたる単元は私にはできなかったのが本当のところです。2週間から4週間単位で単元をつくっていくのが私には合っていました。だから、上記のような「晴れ舞台が勝負!」ということができたのだと思います。また、単に「◇◇◇を頑張ろう!」という呼びかけだけではなく、修業の機会をなんとか設けることも大事だと感じています。やっぱり、単元構成って大切ですね。
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by tawashisroom | 2012-10-23 00:57 | 英語教育
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