Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



メモ07 年間指導計画って必要?  #英語授業再検討

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私の答えは「ええ、年間指導計画は必要です」です。 田尻先生の「(英語)授業改革論」には次のように書いてあります。

年度初めに、先生方は必ず「年間指導計画」を作られると思う。(中略)このような時間軸に沿った教科書使用に関する年間指導計画は、いったん提出してしまえばおしまいで、全教科の指導計画を分厚い冊子にして全職員に配布しているのに、誰もほとんど読むことはないという、まさに紙の無駄遣い状態となっているのが実態である。(p.43)
田尻先生のご指摘の通り、年間指導計画については年度始めにつくって、それでおしまいということを数多く目にしてきました。私も最初の3年はそうでした。

でも、「もったいない」と思ったんです。せっかく、年度始めにあれだけの労力をかけてつくったのに、何にも活用しないなんて。




それから、教科書がなかなか進まず、インタビュー活動とか、音読の充実とか、スキットとか、自分がやりたいと思っていたことがなかなかできないので、イライラしていたんです。

特に「話すこと」の評価についてはまいりました。学期に2回はパフォーマンステストを実施しておかないと、評定はつきません。ところが、やろうと思っていてもつい忘れがちになってしまい、気がついたら1ヶ月が過ぎ去っているなんてことも(あったような記憶が)あります。

だから、あるときから年間指導計画をどんどん修正するようになりました。最初は、つくったときの苦労を思い出して見るのもいやでしたが、修正を始めてみると、いろいろといいことがありました。

まず、授業でやりたい活動が実施しやすくなったことがあります。以前は単純に「これ、やりたいな」と思っていたのですが、どんな準備をしたらいいのかわからず、また、授業何個間かけていいものかもわからず、具体的に手を付けることができませんでした。しかし、年間指導計画の修正を始めたとたん、「そうか、この活動はこの時期ならこのくらいの時間をかけることができるな」ということが具体的に見えてきたのです。うれしかったですね。

それから、4技能についてのバランスよく活動を配置できるようになりました。これまでは、ついやりやすい技能や活動に偏っていた(得意技はインタビューゲームでした)のですが、年間指導計画を見直し、書き直すようになったおかげで、「聞く」「話す」「読む」「書く」活動がそこそこうまく実施できました。

あとは、田尻先生に怒られてしまうかもしれませんが、教科書の進行管理がうまくなりました。「教科書を教えるのではなく、教科書で教えるのだ」ということはわかっているつもりですが、中学校3年間でカバーすべき言語材料がそこそこうまく収録されている教科書はやっぱり便利です。また、教科書が終わらないと、生徒や保護者も不安になります。そこで、学期末や年度末に苦労することが多かったのですが、年間指導計画をちょくちょく書き直すようになってからは、今後の見通しがつくので、教科書を安心して進めることができました。

やっぱり、年間指導計画はどんどん書き直した方が便利です。

※参考文献 (英語)授業改革論 田尻悟郎 教育出版 2009
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※お時間があれば次の拙メモもご覧ください。
 ・授業で勝負!  ・授業で勝負! その2
 ・英語の授業での教え合い、学び合い
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by tawashisroom | 2012-10-11 00:08 | 英語教育
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このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
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