Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



メモ06 復習って必要? #英語授業再検討

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今回は「復習」です。この指導も私は苦手でした。

予習は否定しないが、「理解→習熟→応用」と進む語学では、語句の意味調べや、よくわからないままに適当に和訳を書いたりするのは、第一段階の「理解」のさらに最初の部分に過ぎない。そこに大量の時間を費やす生徒をみると胸が痛む。それよりも、復習を充実して、「習熟」や「応用」ができるようにしてあげたらどうだろう。(中略)

もっとも時間と労力を要し、英語力をつけるための基盤となる学習段階は「習熟」だと思う。授業でも、「習熟」の段階にもっと多くの時間を割くべきだ。そこで私が行き着いた授業の仕方はこうだった。
 ・たっぷりドリルをする。
 ・既習の表現を繰り返し使う場面を作り出す。
 ・授業で家庭学習を体験させ、家庭学習の橋渡しをする。(pp.31-32)

この「授業で家庭学習を体験させ、家庭学習の橋渡しをする。」がうまいところですね。わたしがこんなふうに意図的に指導できたのは、2単元だけ──イラスト付き制限英作文の「Diary of Dreams」と「Shall We ライト?」です。




どちらも教科書の本文をもとに、イラストをヒントにして英作文を書く活動です。単元最後の作品完成・鑑賞の晴れ舞台に向かって、4~5回練習(「修業」と呼んでいました)をします。授業の最後に5分ほど時間を確保しますが、授業中に終わる生徒は全体の1割もいなかったと思います。後は、家に帰って宿題となりましたが、その授業のキーセンテンスも含まれていますので、復習という意味合いもあります。

授業での学習活動の続きを家庭でやると言うことなので、どんなふうに何をやればいいのかはある程度生徒には見えていました。「授業で家庭学習を体験させ、家庭学習の橋渡しを」したことと言えるのではないかと思います。他の場合の宿題と比べて、仕上げてくる生徒の割合はとても高かったという記憶があります。もちろん、次の授業では宿題をグループ内で回覧し、相互評価するので、やってこないとバツが悪いということもあったのですが。

引用した箇所を読んで今思うことは、私の授業で復習として生徒に勧めていた「教科書の音読」「単語練習」などを授業中の活動としてもっと取り入れ、そして「これは今日、家でやってくることなんだよね」と意識づけることだったのかと思います。音読などはもちろんやってはいましたが、授業での位置づけが曖昧なことがたまにありました。単語練習に至っては授業でほとんどやったことがありませんでした。これを本格的に取り入れるとすると、どんな風な目的を持たせ、単元末の言語活動にどう結びつければいいのか、いろいろと工夫しなければなりません。そのあたりが教師の腕の見せ所ですね。むずむずしてきました。

※参考文献 (英語)授業改革論 田尻悟郎 教育出版 2009
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※お時間があれば次の拙メモもご覧ください。
 ・授業で勝負!  ・授業で勝負! その2
 ・英語の授業での教え合い、学び合い
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by tawashisroom | 2012-10-03 02:14 | 英語教育
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このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
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