Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



メモ05 ガイドブックを使ってはいけないの? #英語授業再検討

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「ガイドブックなどの解説プリントの使い方」について考えてみました。
ガイドブックは、語句の意味や本文の意味を調べてくるという予習を課す先生にとっては、生徒がお手軽に答を見つけて発表してしまう、「授業の敵」である。しかし、私のように、
1 まずは教科書を自力で読んで理解する努力をした後(理解)
2 音読や筆者、繰り返しCDを聞く、繰り返し黙読するなどして、本文を暗記する(習熟)
3 そして覚えた文を応用する(応用)
という流れで授業をするものにとっては、1が終わった後で答合わせをするときとても便利な教材である。私が無駄な説明をせず、ともすると私よりうまい説明をしてくれているかもしれないガイドブックに、説明の部分を委ねるのである。そして、「わからないところやチェックが必要なところがあれば、先生を呼んでよ」と声をかければ、ガイドブックはとてもハンディな存在となる。
前述のように、生徒が能動的に説明を求めることが大切であり、その時には板書プリントであれ、ガイドブックであれ、生徒が有効活用できるものであれば、何を使っても一向にかまわないと私は思う。(p.26 引用にあたっては丸数字を算用数字に変えています。)
「何を使っても一向にかまわないと私は思う。」、こういう考え方、大好きです。大村はまさんや斎藤喜博さんなど、英語以外の教育家でも、おもしろそうな実践や考え方はどんどん授業に取り入れようと思っていました。




さて、ガイドブックです。田尻先生の実践はおもしろいですね。著作権の視点からきっと工夫はしていらっしゃるとは思いますが、「わからない所やチェックが必要なところがあれば、先生を呼んでよ」なんて、ちょっと惹かれてしまう一言です。私の授業では和訳は渡してしまうことが多かったですが、それ以上に語句や表現の説明もハンドアウトにして提示するということはやったことがないので、今、授業を持っていれば是非ともやってみたい取組みです。

そこでカギになるのは、田尻先生のおっしゃる「教科書を自力で読んで理解する努力をした」という活動をどう進めるかですね。ここがうまくいかなければ、ハンドアウトを使った答え合わせがうまくいかず、雰囲気がだれてしまいます。なんとかして「生徒が能動的に説明を求める」状態に追い込んでいくわけですね。

本文理解はオーラル・イントロダクションでやるとして、細かなところの設問を別途示すのでしょうか。ぜひとも知りたいものです。

いずれにしても、ガイドブックをも活用してしまうという発想の斬新さには参りました。わたしも、仲間との打ち合わせにはこのごろ4コマ漫画を使ってみています。仕事の打ち合わせに漫画というのもなかなかの組み合わせだと思っていましたが、ガイドブックを授業でという発想には負けています。もっと私も頑張らないと。

※参考文献 (英語)授業改革論 田尻悟郎 教育出版 2009
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※お時間があれば次の拙メモもご覧ください。
 ・授業で勝負!  ・授業で勝負! その2
 ・英語の授業での教え合い、学び合い
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by tawashisroom | 2012-09-23 11:37 | 英語教育
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このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
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