授業ではきっちりと迷子に   

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「キャラクター小説の作り方」(大塚英志 角川文庫)を読んでいたら、次の文に出会いました。
予定があって始めてこそ予定通りにいかなくなるのであり、旅にたとえれば旅慣れた熟練者たちは時には予定表なしの旅も可能ですが、旅の初心者たちにはやはりちゃんとした日程表は必要です。その上で、きっちりと迷子になる必要があり、(以下、略)[p.136]

これを読みながら、授業づくりも同じだなと思いました。まず、大まかでもいいから授業の流れをつくって、そして授業に臨んでみると、生徒の反応はさまざまであり、予定どおりに行くこともあれば、いかないこともある。それが授業です。

授業の流れの作り方も、授業研究のときにはきちんと指導案を書きますが、通常は略案やラフスケッチ止まりがほとんどで、それも文書にするときもあれば、頭の中でさささっとイメージしておしまいというときもあります。「それなら書かなくても一緒だ」という意見にはくみしません。臨機応変とハチャメチャとは違います。

しかし、そうやって予定を立てていても、授業はそのとおりには進みません。生徒の予想外な反応がきっとあります。一時間の授業の中では現れたり、現れなかったりしますが、一つの単元の流れの中では必ず現れます。

そこでどうするのか。教師の腕の見せ所ですね。
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by tawashisroom | 2010-08-23 19:35 | 英語教育

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