Welcome to Tawashi's Room 雑記帳



一粒で6度おいしい模擬評価コメント

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全国小学校英語活動実践研究大会での収穫その2です。これも直山調査官の講演です。

直山先生は、講演の中で「みなさん、こんな子どもの発表にはなんとコメントしますか」と言って、子どもの自己紹介の様子を真似しました。名前と将来の夢です。日本人発音丸出しの英語でした。

フロアの参加者2名にコメント例を尋ねたのですけれども、さすがに全国大会に参加する人だけあって、一人は発表内容への共感を示し、もう一人は発表の態度を誉めました。それに対して、直山先生は「それでいいんです。英語の発音とか表現などについてコメントしたら、英語の教え込みになってしまいます。」と説明していました(ここも私の記憶に頼っていますので、直山先生の言葉そのままではありません)。

びっくりしました。とても分かりやすいんです。

小学校外国語活動の評価については、学習指導要領に書いてある三本柱に沿って行うとか、評定は付けず文章表現だけとか、中学校の前倒しにならないようにとか、さまざまなことがあちこちに書いてあります。でも、具体的にどうやるのか、スッキリしなかったんです。

それが、直山先生のこの模擬評価コメントを見て、ストンと落ちたんですね。びっくりしました。

そして、欲張りな私は、家に帰って考えました。あそこに中学校の先生のコメントを加えたらどうなるだろうか。

私なら、多分、発音のことに触れるでしょう。また、英語の表現の工夫などについても取り上げると思います。それは当然です。中学校の英語の授業なのですから。

すると、小学校の先生のコメントと中学校の先生のコメントが並びます。共通点もありますが、相違点もはっきりします。そこに、小学校外国語活動と中学校英語教育の類似と相違が浮かび上がってくるのではないでしょうか。

この「模擬発表(生徒)」→「小学校の先生のコメント例」→「中学校の先生のコメント例」という模擬評価コメントは、いろいろな場面で使えると思います。

、小学校の子どもたちへ、「小学校の外国語活動で大事なところはここだよ」と説明するときに使えます。

次に、中学校の子どもたちに対しても、「小学校ではこんな感じだったね。中学校では、それに加えて、こんなことにも気をつけよう。これが中学校だよ。」などと1年生4月の導入期において話すときに利用できます。

そして、小学校の先生方に、さらには、中学校の英語の先生方に、小学校外国語活動と中学校英語教育の違いについてはっきりと理解してもらいたいときにも活用できます。

また、小学生の保護者への説明会等でやってみせれば、小学校外国語活動のねらいや中学校英語教育との相違について分かってもらえるでしょう。中学生の家族の方に対しても同様です。

つまり、この模擬評価コメントは、六者に対して成果が見込める、なかなかの優れものなのです。

さて、いつ使いましょうか。
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by tawashisroom | 2010-02-02 22:49 | 英語教育
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このBlogは拙ホームページ「こんな英語の授業をしています Welcome to Tawashi's Room」の雑記帳です。最初の記事は1998年10月30日でした。
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