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ノウハウとともにノウホワイを

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中竹竜二さんの「リーダーシップからフォロワーシップへ」を読んでいたら、次の言葉がありました。
しかし、そのような素晴らしいマニュアルにも盲点がある。
ノウハウ(KNOW-HOW)は示されているものの、ノウホワイ(KNOW-WHY)が省略されるのだ。
そもそも、なぜこのようなサービスをするのか。なぜ、こうした来客をするのか。なぜ、こんな商品を売るのか。なぜ、制服が決まっているのか。なぜ、マニュアルがあるか。

英語の授業について考える会議を運営する立場になることがときどきありますが、そのときに痛感するのが「授業のアイディア・やり方だけを示しても、受講者にとっては消化不良に終わってしまうことが多いな」ということです。「いいな」と思って受講者がまねしようとしても、それぞれの授業ではうまくいかないことが多々あります。どうしてだろうかと疑問に感じていたのですが、その答えがここにありそうです。

つまり、「どうやってやるのか」だけではなく、「なぜそうするのか」を示すことが大切だったのです。「なぜ」が分かれば、その場その場に応じた具体的な対応が可能になります。この一年間、受講者に各自の実践を紹介していただくときに、その内容とともに「どこに工夫したのか」をアピール・ポイントとして説明する時間を取りました。そうすると、その取組の押さえどころが分かりやすく示され、その会議の時間が充実したものになりました。

Know-HowとともにKnow-Whyを示すことは大切です。
by tawashisroom | 2009-03-29 01:31 | 仕事の進め方